脳の発達と活動に欠かせないミネラル

発達障害の様々な特徴は、脳機能の不全が原因だといわれています。

 

特に脳の離れた部位を連携する長い軸索の結合が不安定になっていたり、さらには脳の情報伝達の要となる神経伝達物質が足りていないことが、発達障害特有の特徴をつくりだしているという説が有力です。

 

そこで脳の栄養面で問題となるのが、ミネラル不足です。

 

ミネラルは脳の神経伝達物質を作り出すためにとても重要な役割を担っています。

 

神経伝達物質には、セロトニンやドーパミンなどと呼ばれるものがありますが、いずれも興奮や意欲や平穏さなど人間の内に様々な感情を生み出すもとになります。

 

つまり、神経伝達物質によって人間の心はバランスを保っているわけです。ということは、神経伝達物質をつくりだすのに必要なミネラルは、人間の心を支える栄養素ともいえるわけです。

 

実際に発達障害のない人でもカルシウムやマグネシウムの摂取が不足すると、イライラしたり、睡眠障害になりやすいことはよく知られています。

 

カルシウムやマグネシウムは天然の精神安定剤ともえるミネラルなのです。

 

他にも亜鉛が不足すると、不安感やイライラが増し、味覚障害による偏食が起きやすいようです。

 

さらに鉄、マンガン、銅などのミネラルも脳の働きに不可欠なミネラルです。

 

しかし、発達障害の方は感覚過敏を持っている場合が多いので、これらのミネラルを大量に消費しやすく、そのために脳の燃料不足になりやすいのです。

 

ミネラルが不足しやすい現代人の食事

 

発達障害の方はミネラルを大量に消費しやすいため、ただでさえ不足傾向にありますが、それに追い打ちをかけるのが現代人の食生活です。

 

主に以下の3つの要因から現代の食事はミネラルが不足しやすいのです。

 

(1)加工食品を多く食べるようになった
共働きの家庭が増えたこともあり、家庭では冷凍食品やお惣菜など調理加工済みの食品をとることが多くなりました。これらの多くは水煮して冷凍された食品を原料に使っているために水溶性の栄養分がほとんど失われています。また変色を防いで見た目を良くするためにミネラルを奪う「リン酸塩」という添加物が加えられています。

 

(2)野菜が栄養を失った
現在流通している野菜は、一昔前の野菜と比較して何倍も栄養価が低いと言われています。それは化学肥料の大量使用で土が有機分を失い、野菜が様々な種類のミネラルを吸収できなくなっているからです。また品種改良によって生育期間が短くなることで、光合成によって生成されるビタミン量も少なくなっています。例えば、1950年と2010年で人参に含まれる栄養素を比較すると、ビタミンA(βカロチン)で81%の減、ビタミンCや鉄分では60%も減少していたというデータがあります。

 

(3)砂糖の摂取量が増えた
コンビニや自販機がこれだけ多いと、子どもたちも甘いお菓子や清涼飲料水を摂取する機会が増えています。砂糖はせっかく取り入れた体内のビタミンやミネラルを大量に失わせる作用があります。砂糖を分解するために多くのビタミンB群やミネラルを消費するからです。

 

このような理由で、カロリーは十分すぎるほどとれていても、栄養失調になってしまっている子どもが多いらしいのです。(もちろん大人もですが)

 

ミネラル不足を改善して発達障害も改善

 

ミネラル不足が発達障害の特徴を深刻化させるのであれば、逆にミネラルを十分に補うことで改善がみられるのではないか?ということでなされた取り組みが以下の書籍で紹介されています。

食べなきゃ、危険!―食卓はミネラル不足

 

この書籍に登場する小学生の男の子はアスペルガー症候群で、学校でもパニックを起こしてトラブルを頻発していたようです。

 

ところがミネラルたっぷりの天然だしを毎日摂取させたところ、1週間後ぐらいから変化が見えはじめ、1年経つ頃にはパニックや偏食が大幅に改善されたようです。

 

この書籍では他にも、高機能自閉症、発音障害、不登校や家庭内暴力など問題を抱えたお子さんが天然だしの摂取によって劇的に改善されたという体験談が幾つも掲載されています。

 

このような例を考えると、発達障害の方にとってはミネラル不足を防ぐことがかなり重要なテーマになると言えると思います。

 

 

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